沿革と実績
これまでの歩み
特定非営利活動法人すぎとSOHOクラブは、埼玉県杉戸町にある「ソプレ・SUGITO(SOHO事業者・起業者等活動支援センター)」を拠点に、地域の活性化と新たな産業振興を目的として設立されたNPO法人です。2002年9月に任意団体として活動を開始し、翌2003年10月に初代理事長・小川清一のもとで特定非営利活動法人として認証・登記されました。 設立当初は、法人の名称の由来でもある「SOHO(スモールオフィス・ホームオフィス)」事業者の立場からニュービジネスを提案し、起業家の養成と独立を支援する経済活動の活性化を中心に据えていました。私たちの活動の根幹には、設立時から揺るぎない「3つの目的」があります。1つ目は、個人またはグループで地域の活動に加わる「参加」、2つ目は、NPO・会社・活動団体として起業・自立を目指す「自立」、3つ目は、交流や情報交換を通じて共に活動していく「共生・協働」です。この3つの柱を軸に、私たちは変化する地域社会の課題に柔軟に応えるべく、活動の領域を大きく広げてきました。
2004年、活動拠点であるソプレ・SUGITOの運営を本格的に開始するとともに、ITボランティアによるパソコン教室やIT相談をスタートさせました。当時はIT普及の過渡期であり、「高齢者IT生きがい大学」や「シニアICTいきがい大学」の開校、「シニア情報生活アドバイザ」の育成などを通じて、地域のITリテラシー向上とアクティブシニアの支援に尽力しました。現在の「いきがいサロン」でのスマートフォン・パソコン相談にもそのノウハウは受け継がれています。 同時に、子どもや子育て世代への支援にもいち早く着手しました。2004年に赤ちゃんサロン「ぽっぽはうす」の活動支援を始めたほか、「すぎとの子こどもまつり」の開催、「児童デイすぎと」の開設支援(2013年)などを通じて次世代育成に力を注ぎました。 さらに2005年からは「自然・社会の調和推進事業」として、杉戸の里山「FURUYA村」の整備を開始しました。ここでは、こんにゃく作りや麺打ち体験などの里山自然体験、地産地消の特産品作り、日本ミツバチの飼育といったスローライフの実践の場を提供し、地域住民の憩いと交流の場を創出しました。また、「ゆめすぎと元気市」の定期開催や、宿場町杉戸の「五十市」復活事業など、地域の歴史や資源を活かしたまちづくりを推進しました。
活動の広がりは、行政や他団体との協働によってさらに加速しました。2006年には杉戸町の人材バンクシステム「JOBナビ」やポータルサイト「Webアドフル」、地域情報発信基地「すぎブロ」の構築・運営を受託しました。また、埼玉県の農産物ブランドブログ「SAITAMAわっしょい!」のシステム構築・運営に携わり、地域の魅力を広く発信するインフラ整備を担いました。 2008年に第2代理事長・馬島友二郎が就任し、2010年に再び小川清一が第3代理事長に就任する中、宮代町市民活動スペースの運営や、総合型地域スポーツクラブ「すぎスポ」の設立支援など、広域的なNPO活動の連絡・助言事業を展開しました。絶滅危惧種イトトンボの保護活動や、アースデイキャンドルナイトの開催など、環境保全啓発活動にも積極的に取り組みました。
そして2011年3月の東日本大震災は、当法人の活動における大きな転換点となりました。杉戸町の友好都市である福島県富岡町などへの支援のため、震災わずか3日後には川内村へ1000人分の食料を持って炊き出しに駆けつけました。その後も約200名の避難者の受け入れをサポートし、心のケアをはじめとする支援活動を継続しました。 震災以降、福島県からの避難者に向けた「つつじの里サロン」の運営支援やパソコン教室の実施など、帰還支援や生活再建事業に長年携わっています。近年でも「みんなでカエろうプロジェクト」や「ふくしま暮らし安心プロジェクト」「あんサポふくしまプロジェクト」を展開し、被災地と避難者に寄り添う活動を継続しています。 また地元埼玉においても「災害に強い地域社会づくり」が急務であると痛感し、2013年には国土交通省の事業として「協働型災害訓練in杉戸」をスタートさせました。この訓練は現在も継続して開催され、「防災DX2.0」をテーマに掲げるなど、現代のニーズに合わせた先進的な防災のあり方を提案し続けています。
一方、地域における「新しい働き方」と「コミュニティづくり」の提案も並行して進めてきました。2014年の「杉戸創業スクール」開催を経て、2015年からは『わたしたちの月3万円ビジネス』の講座をスタートしました。この講座からは、地元で小さく楽しいビジネスを生み出す卒業生が次々と誕生しています。Uターンメンバーによるユニット「choinaca(ちょいなか)」の結成や、卒業生が主宰する「ひなた茶屋」など、少し田舎での自立の形を実践する起業家が地域に根付いています。 さらに、震災復興支援や日光街道宿場町活性化、地元大学生を交えた「未来の産業人材育成プロジェクト」への参画、130回を超える「岩槻安穏朝市」の運営援助、フードバンク埼玉の運営支援など、多世代が交わり支え合うネットワークを構築してきました。定期的に開催される「3.11追悼キャンドルナイト」や「天の川キャンドルナイト」も、地域住民が想いを共有する大切な場となっています。
2019年には、設立以来法人の牽引役であった小川清一の死去に伴い、第4代理事長として小川伊七が就任しました。長年杉戸町長を務めた経験と多様な知見を活かし、新しい体制で法人の歴史を受け継いでいます。 すぎとSOHOクラブは、「起業・SOHO支援」から始まった歴史を土台に、20年以上にわたる歩みの中で、福祉、教育、コミュニティ形成、環境保全、そして災害支援までを網羅する総合的なまちづくり団体へと成長を遂げました。私たちは社会貢献の一環として、収益の一部を地域環境保全や地域活性化のために役立てています。 これからも「参加・自立・共生」の揺るぎない理念のもと、時代の変化に柔軟に対応しながら、誰もが安心して自分らしく暮らせる豊かな地域社会の実現を目指し、皆様とともに歩み続けてまいります。
沿革と主な実績
2002年H14
・任意団体として活動開始(9月1日)
2003年H15
初代理事長小川清一が就任
・特定非営利活動法人として認証(10月8日)
・特定非営利活動法人として登記(10月21日)
2004年H16
・SOHO事業者・起業者支援センター運営開始(年間249日)
・すぎとITボランティアによるパソコン教室開始
・IT相談・指導開始
・埼玉県こどもの生きる力を地域で育む事業採択
①経験豊富な高齢者によるガキ大将(子供リーダー)を育成する事業
②インターネット有害サイトから子供を守る、お父さんお母さんセミナー
③子育て悩み解消セミナー
④「不安を抱える小中学生、どのように考え、どのように付き合っていくか?」講演会と分科会
⑤シニア&キッズ(遊ぶ・食べる・働く)
⑥赤ちゃんサロン施設「ぽっぽはうす」活動支援事業
・全国商工会連合会、杉戸町商工会創業塾事業受託
・埼玉県地域子育て支援事業受託
2005年H17
・平成17年度にっぽん食育推進事業採択
・地域物産展(ゆめすぎと元気市)開始(毎月第1日曜12回開催/18年度終了
・自然・社会の調和推進事業開始
①FURUYA村(里山作り)
②里山自然体験学校(こんにゃく作り、麺打ち体験、子供自然体験)
③地産地消・特産品作り(味噌、昆布入りこんにゃく等)
④スローライフ実践(里山畑作り、日本ミツバチ等)
2006年H18
・杉戸町商工会主催の人材バンクシステム「JOBナビ」構築運営受託
・杉戸町ポータルサイト「Webアドフル」構築運営受託
・宿場町杉戸「五十市」復活事業受託(みなみ側散策道活用提案)
・杉戸町周辺情報発信基地「すぎブロ」構築・運営受託
・埼玉県農産物ブランドブログに係るシステム構築業務受託
・ブランドキャンペーン運営業務受託(県との協働事業)
・埼玉県「高齢者IT生きがい大学」事業開始
2007年H19
・埼玉県「結婚・子育て気運醸成(彩たまGO)」事業受託
・絶滅危惧種のイトトンボを守る事業開始
・シニアICT生きがい大学開校
・シニア情報生活アドバイザ育成事業開始
2008年H20
2代目理事長に馬島友二郎が就任
2010年H22
3代目理事長に小川清一が就任
・宮代町市民活動スペース施設運営、人材育成、NPO化事業受託
・宮代町市民活動スペースWebサイト制作運営支援
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(すぎとITボランティアの会の講師育成支援)
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(杉戸町総合型地域スポーツクラブすぎスポ設立支援)
・埼玉県みどりの埼玉づくり県民提案事業採択(地域景観保全「里山活用」モデル事業)
・杉戸町みんなでまちづくり支援制度採択(アースデイキャンドルナイト開催)
2011年H23
・東日本大震災被災者支援事業
杉戸町と友好都市である富岡町のため、
震災の3日後、川内村に1000人分の食料を持って炊き出しに駆けつける
その後、避難者200名の受け入れをサポートし、心のケアなどの支援を行う)
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(岩槻安穏朝市運営支援)※以後継続
2012年H24
・福島県地域づくり総合支援事業採択(避難者サロン「つつじの里サロン」運営支援)
・埼玉県みんなでサポート事業採択(すぎと移動映画館プロジェクト)
・福島県ふるさとふくしま帰還支援事業採択(避難者向けパソコン教室実施)
2013年H25
・国土交通省広域的地域間共助推進事業採択(協働型災害訓練in杉戸)※以後継続
・埼玉県起業支援型地域雇用創造事業採択(緊急雇用創出基金補助金)
・福島県ふるさとふくしま帰還支援事業採択(避難者向けパソコン教室実施)
・杉戸町みんなでまちづくり支援制度採択(3.11追悼キャンドルナイト開催)
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(児童デイすぎと開設支援)※以後継続
2014年H26
・中小企業庁地域創業促進支援事業採択(杉戸創業スクール開催)
・環境省二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金採択
・セブンイレブン記念財団活動助成採択(里山景観保全・活用事業「ちょいなか根活」)
2015年H27
・中小企業基盤整備機構創業支援事業者補助金採択(ひとつ屋根の下プロジェクト開始)
・埼玉県NPO基金「プロジェクト×共助」ウーマノミクス支援事業採択(わたしたちの月3万円ビジネス開始)
・杉戸町みんなでまちづくり支援制度採択(3.11追悼キャンドルナイト開催)
2016年H28
・福島県ふるさとふくしま交流・相談支援事業補助金採択(川内村バスツアー実施)
・杉戸町介護予防・生活支援体制整備事業受託(生活支援コーディネーター育成)
・杉戸町みんなでまちづくり支援制度採択(天の川キャンドルナイト開催)
2017年H29
・福島県ふるさとふくしま交流・相談支援事業補助金採択(富岡町バスツアー実施)
・杉戸町みんなでまちづくり支援制度採択(地域防災勉強会開催)
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(フードバンク埼玉運営支援)※以後継続
2018年H30
・福島県帰還生活再建事業採択(みんなでカエろうプロジェクト)
2019年H31/R1
4代目理事長に小川伊七が就任(小川清一死去に伴う)
・福島県県外避難者帰還・生活再建支援事業採択(ふくしま暮らし安心プロジェクト)
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(彩の国会議運営支援)※以後継続
2020年R2
・福島県県外避難者帰還・生活再建支援事業採択(あんサポふくしまプロジェクト)
2025年R7
・NPO等団体の連絡・助言・援助事業(彩の国会議運営支援/日本財団助成プログラム2025年度災害対策ローカルネットワークの構築)
2026年R8
・日本財団助成プログラム「支援体制の整備と被災想定訓練」採択